2019.12.04

電気は環境にやさしい?

電気は環境にやさしい?

電気とガスの違いをわかりやすく説明。 環境的に見ても、総合的効率の良さは、意外にもガスの方がいいんです。

IHコンロが火を使わず安全・クリーン・経済的とPRされています。 いいことずくめのようですが、本当にそうでしょうか? IHコンロは電気の力で鍋自体を発熱させる仕組みです。鍋全体ではなくコンロに接した部分だけが加熱されるので、特に炒め物やカレーなどの粘度の高い料理はガスコンロと同じ使い勝手とはいかないようです。 また少量の油で揚げ物などをすると発火の危険性があるようです。 炎が見えないので、やけどには細心の注意が必要ですし、使用できる鍋の制限もあります。 機器本体価格が高い上に、200Vの電気工事も必要でIHコンロの設置には数十万単位の投資が必要になります。

ガスコンロはCO2を排出しますが、IHコンロは排出しません。 一見、環境に良さそうですが製造工程から考えるとどうでしょう。 電気を作っている火力発電所は火力によって電気を作りますが、その際に大量のCO2を放出します。 また、電気は貯蔵することができないばかりか、発電ロス・送電ロスが非常に多いのです。(下表参照) ガスは、製造時・輸送時のロスはなく貯蔵することができます。 お客様のお宅での消費機器の効率を考えてもガスの方が総合的な効率は良いです。 環境的には、電気よりガスの方がやさしいのではないでしょうか。

資料/ 日本LPガス団体協議会

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